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解題「マキゾエホリック」 第七回

 主人公の灘と、ヒロインの藍子。無事メインキャラが決まったところで、続いて考えるべきはストーリーだ。
 実のところ、私の場合、「登場人物を作ってから物語を考える」というやり方は、いまいちしっくり来ない。だいたいストーリーあっての小説なのだから、登場人物はいずれも必要不可欠な存在でなければならないと思っている。それは逆に言えば、「不要な登場人物は出さないに限る」ということである。
 ただ、今回ばかりは事情が違った。なぜなら、前提としてあるのが「クラス名簿」なのだから。

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解題「マキゾエホリック」 第六回

 第一〇回角川スニーカー大賞。その締め切りまで残り一ヶ月余りとなった、二〇〇四年の秋のこと。私は応募原稿の内容に頭を悩ませていた。
 と言うのも、その前に応募した角川学園小説大賞が惨敗だったからだ。「とにかく自分の好きなものを」と意気込んで書いた作品だっただけに、一次選考の段階で落とされたのは、やはり応えた。と同時に、「普通の作品では賞は取れない」という非常に当たり前の事実を、今さらのように噛み締めていた。
 何しろ新人賞だ。目立てば目立つだけ有利になるのに、普通で済ませる道理はない。
 だからとにかく目立とう、と思った。何でもいい。とにかく強烈なインパクトが欲しかった。そう考えながら、パソコンの中の「プロット」と書かれたフォルダを開いたら。

 あった。インパクトだけは申し分ない、阿呆なクラス名簿が。

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解題「マキゾエホリック」 第五回

 勇者御一行様が一つのクラスに何組あったところで――いや、もっと言えば、全員がそんなやつらだったところで、まったく問題ないのではなかろうか。

 そう考えたのも束の間、私はそれを否定した。勇者が何組もいれば、例えば倒すべき魔王が一人なら、どうしたって彼らは絡み合わざるを得ない。じゃあいっそのこと魔王を複数用意するか。いや、それも無茶な考えだろう。
 ……と、ここで済むなら話は終わりだ。だが、現実にはそうならなかった。
 私はさらに考えた。「全員が勇者という『同一ジャンル』だから問題なのだ。彼らが相互に関わらないようにするためには、全員の『ジャンル』をバラバラにしてしまえばいい」と。

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解題「マキゾエホリック」 第四回

「彼女にしろ勇者達にしろ、みんな自分達の人生を歩んでいるに過ぎない。でも、君は君だ。君としての人生を歩んでいるんだ。どんなに君が羨んだところで、君は勇者にはなれないし、なってはいけない。人生は、交わることはあっても、重なることはできないんだから」

 実のところ、この台詞に集約された概念を、私は否定的であると言い切ることはできなかった。
 仮に人生を一つの物語に喩えるならば――そしてこのプロットでは、まさしくイコールで結んでいるわけだが――その人生を歩む者こそが、主人公でなければならない。たとえ彼が、傍から見て、いかに取るに足らない詰まらない存在であろうとも、だ。そして逆に言えば、人生において、主人公以外の人間は脇役に過ぎない。

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解題「マキゾエホリック」 第三回

 それでは予告どおり、「マキゾエホリック」のプロトタイプをご覧いただきたい。ちなみに、安心してほしい。登場人物は五人に満たない。

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