怪獣論的な

 『MHXXステーション』第13回に、ウルトラシリーズでお馴染みの田口清隆監督がゲストでいらしているのですが、26分35秒当たりから監督が語っていらっしゃる怪獣論的なものが、僕の意見と概ね一致していて、ちょっとテンションが上がってしまいました。
 ざっと要約すると……。

・そもそも怪獣とクリーチャーの根っこは同じところにある。
・日本の怪獣は「着ぐるみに人が入る」という制約のもとで、その外見的デザインが独自の進化を遂げた。
・その原因はおそらくウルトラ怪獣にある。
・アメリカと日本とでは、怪獣/クリーチャー/モンスターの外見に対する意識が違うため、日本人の考える「怪獣」にしっくり当てはまるものは出てこない。

 だいたいこの辺ですね。
 3番目のウルトラ怪獣云々については、あくまでさらりと触れているだけなので、そう考えるに至った根拠などは聞けませんでした。
 もっとも、僕が田口監督の怪獣論に触れるのは初めてだったので、ひょっとしたら以前にもいろいろなところでお話になっていらっしゃる内容なのかもしれません。
 いずれにしても、「怪獣のプロのかたの中にも、こういう分析をしている人がいるんだなぁ」と知って、嬉しかったです。
 
 ちなみに僕の怪獣論的なものは、こちらに載せています。
 僕の意見自体は、「お前本当に怪獣が好きなのかよ」って言われてもしょうがないような書き方をしていますが、好きです(断言)。
 併せてお読みいただければ幸いです。

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怪物映画レビュー 『シン・ジョーズ』

原題:Atomic Shark
2016年・アメリカ

 海の放射能汚染によって、一匹のサメが突然変異を来した。真っ赤に染まり、背ビレが灼熱に燃え上がる。もはや生きた原子炉と化したサメは、火器で攻撃すれば周囲六キロを巻き込む核爆発を起こしてしまうに違いない。また、一定時間海水に晒されていない状態でも、臨界を突破して自爆する危険がある。
 本能に任せて次々とビーチを襲撃するサメ。人々は灼熱の牙で体を切断され、その血しぶきに触れただけでも激しい熱で爆発する。浜には焼け爛れた魚の死骸が大量に打ち上げられ、それを食べても爆発する
 もはや一刻の猶予も許されない。ビーチを守るライフセイバーのニーチャンとネーチャンは、ネット配信番組のスタッフや盗撮動画マニア、かつて科学者だった船長らとともに、ドローンを武器にサメ退治に乗り出すのだった。

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怪物映画レビュー 『パンズ・ラビリンス』

原題:El laberinto del fauno
2006年・メキシコ・スペイン・アメリカ

 スペイン内戦によって父を亡くした少女。妊娠した母の再婚相手は、独裁政権の下に立つ冷徹な大尉であり、新たに生まれてくる男の子にしか興味がない。そんな大尉に呼ばれて母娘が移り住んだのは、森の中に立つ古い製粉所。そこは独裁者に対するレジスタンスとの前線拠点であり、大勢の軍人が集い、血が流されていた。
 辛い現実を生きる少女にとって、ただ一つの心の拠りどころは、お伽噺だった。
 ある夜、少女の前に妖精が現れる。妖精に導かれ少女が向かったのは、古くからある森の迷路。その先にあった地下への階段を降りると、そこにはパンという山羊に似た精霊がいた。パンは少女に、ある事実を語る。

 ――昔、地下の王国の姫が好奇心から地上へと出た。しかし強い光にやられて記憶を失い、地下に戻ることも忘れ、ただの人間として生涯を終えた。地下の王は、そんな姫の魂が再び帰ってこられるように、地下への道を世界のあらゆる場所に用意した。だがその最後の一つが、次の満月の夜に閉ざされようとしている。……その姫の生まれ変わりというのは、紛れもなく少女のことだ。しかし少女が地下に戻るためには、長い年月の中で魂が人間になりきっていないことを示すために、次の満月の夜までに三つの試練を乗り越えなければならない……。

 少女はパンに言われるままに、試練に挑んでいく。朽ちた大木の下に潜む大蛙に魔法の石を食わせ、手の平に目玉のある、子供を食らう恐ろしい怪物の宮殿から、短剣を取ってくる。しかし古い言い伝えを知る家政婦の一人は、少女にこう言っていた。「パンには気をつけなさい」と――。
 試練にのめり込む少女を待つのは、母の死や大尉の怒りという現実だった。さらに試練の途中で禁を犯し、食べてはいけないと言われている異界の料理を口にしてしまったことで、ついにパンからも見放されてしまう。
 一方、大尉が率いる部隊とレジスタンスとの戦いも激化していた。少女は、家政婦の一人がレジスタンスのスパイであることに気づくも黙っているが、それを知った大尉の怒りを買い、軟禁されてしまう。そんな少女の前にパンが現れた。最後のチャンスを与えるために……。

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怪物映画レビュー 『モンスターズ/地球外生命体』

原題:Monsters
2010年・イギリス

 太陽系で新たに発見された地球外生命体のサンプルを採取した探査機が、メキシコ上空で大破。中米は、巨大なタコのような異形のモンスターが徘徊する、危険区域となってしまった。
 それから六年が経ったある日、新聞社に勤めるカメラマンの主人公は、メキシコに滞在している社長令嬢をアメリカまで連れ帰るという任務で、彼女と合流する。アメリカまでの唯一安全な交通手段はフェリーだが、明日には軍が水上を封鎖するため、早朝出る最後の便のチケットは法外な値段。それでもどうにかチケットを手に入れ、メキシコでの最後の夜を楽しむ二人。だが売春婦と寝た主人公が、二人分の財布とパスポートを盗まれるという最悪の事態に陥ってしまう。
 パスポートがなければ、アメリカへ向かう最後のフェリーには乗れない。二人はやむなく、危険区域を突っ切って陸路を進むという、最も命懸けなルートを選ぶことになった。
 だが森の中でモンスターの襲撃を受け、車が大破。ガイドや護衛も全滅してしまう。
 二人は徒歩でアメリカへ向かう。道中には、破壊された家や、犠牲になった死体がいくつもある。モンスターだけでなく、軍による空爆や化学兵器の巻き添えも少なくない。
 やがてアメリカとの国境である巨大な「壁」が見えてきた。二人の旅が終わろうとしている――。

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怪物映画レビュー 『リバイアサンX 深海からの襲来』

原題:The Creature Below
2016年・イギリス

 新たに開発された潜水服を用いての深海調査に、自ら志願した女性海洋学者。だが光の届かない海溝の、水深460メートルのポイントで、彼女は巨大な「何か」に遭遇する。闇の中に漂うそれは、まるで頭足類のように見えたが……。
 襲われて意識を失うも、研究チームの船に引き上げられ、一命は取り止める彼女。しかし襲われた時の記憶がない。一方破損した潜水服のエアタンクの中には、どす黒い色をした卵のようなものが紛れ込んでいた。潜水服を駄目にしたことで解雇された彼女は、卵を密かに持ち帰り、自宅のラボで研究を始める。
(ここでさりげなく、この海洋学者がミスカトニック大学出身だと分かる……って、クトゥルフ神話かこれ!
 卵はすぐに孵った。産まれたのは陸上でも生きられる、頭足類のような生物だった。だが光を極度に嫌い、どんな餌を与えても食べようとしない。生物の噴いたスミを顔に浴びた彼女は、次第に生物と同調するかのように、光を嫌い、スミを滴らせるようになっていく。
 そして――ついに生物の好む餌が分かった。血だ。その生物は、人間の生き血にのみ、異様な食欲を示すのだ。
 彼女は生物に血を与えるため、始めは自らを傷つけ、やがて次々と人を殺めていく……。

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