カクヨム?

 ↑一応角川所属の作家なので、気になってはいる。

 まあ、どの程度の内容のものが投稿できるのかにもよると思う。少なくとも今のところ、これのために完全新作を書き下ろす気はない。ただ、没になった原稿などはそれなりにあるから、そういったものを供養するために利用するのはアリだろうな、とは思う。
 まあ、没になった=商品にならないと判断されたわけだから、読む側にとってはつまらないものが多いだろうけど。
 しかし考えてみれば、こういった投稿小説というのは、編集を介さない自由な作風のものを世に発表できるというのが、最大の強みのはずだ。「ランクを上げて本にするために人気筋を追う」なんてのは、そりゃ仕事でやればいいわけだ。ぶっちゃけニーズなんかどうでもいいから、自分が読みたいものを書いた方が精神衛生上いいに決まっている。
 だからこそ、角川の作家が没原稿置き場として角川の投稿サイトを利用するのは、いろいろな意味で正攻法だろうと思う。だいいち新しい没原稿ではなく古い没原稿だから、今どこかに売り込んだって本になる見込みはほぼないし。

 ただそうなると、いくつか出版社側に確認しなければならないことがある。

・商業出版されたシリーズ(もちろんカクヨムの二次創作可能リストには入ってない)の没原稿は投稿できるのか。
・商業出版されたシリーズで初稿からカットした部分のみを「未収録パート」として投稿することはできるのか。
・雑誌には掲載されたけど、その後本に収録される見込みがない短編は投稿できるのか(これは無理だと思うが)。
・「上記に該当する作品内テキストの半分以上」が中に組み込まれている未発表長編は投稿できるのか。
・プロット程度のものでも未発表作品のものであれば投稿できるのか。
・今現在完結させる余力がないと分かっている作品を投稿できるのか。

 気になっているのはこれぐらいか。
 まあ、プロットや未完成原稿なんかは、カクヨムのルール自体には引っかからないだろうと思う。読者からすれば「はあ?」だろうけど。
 折を見て担当氏に聞いてみるか……。

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口に合わなかった夜

 ベストセラーだという、とある海外小説を読んだ。
 何とも感想に困る内容だった。

 ジャンルとしてはミステリーだ。ただ、情報の後出しが多すぎて、推理小説としてのフェア感には欠けている。
 二転三転する物語が読む手を進める。一方で、前半に起きる大事件が後半には何の影響も及ぼさないという、絶対に自分がやらないような構成が引っかかる。
 人物描写は非常に優れている。主人公は不快だが。
 帯も書評も大絶賛している。読んだ人は皆この本の内容に驚愕している。でも、ぶっちゃけそれほどでもない。
 っていうか、驚愕という点で言えば、国内ミステリーにもっと凄まじいのがいっぱいあるわけで。

 感想を強いられれば、普通でしたと言うしかない。
 書評を強いられれば、傑作だと言うだろうけど。

 まあ所詮ラノベ作家がクダ巻いたところで何がどうなるわけでも。


※追記
 思うに一番問題があったのは、カバーに書かれているあらすじではないだろうか。
 出版社が用意したこの本のあらすじは、「ある登場人物」に裏の顔が存在することを臭わせている。もちろん実際に裏の顔は存在するから、嘘ではない。嘘ではないが、これは絶対にあらすじで明かしてはいけない部分だったはずだ。
 しかしあらすじは容赦なく明かした。この物語における大きなキモを。それに加えて大逆転だの衝撃と感動だのと煽りまくるものだから、私は読む前から「つまりこれ以上の何かがあるんだな?」と期待してしまった。
 では、本当に期待どおりのものはあったか。
 実際のところ、その登場人物には、裏を覆す「もう一つの裏」が確かに存在した。それは物語の終盤に突きつけられ、確かに「なるほど」とはなった。ただはっきり言わせてもらえば、それは二時間ドラマによくあるような、大衆向けの真相でしかなかった。しかもその真相は、アンフェアな後出し情報に彩られることでようやく明らかになるのだ。そこにはもはや、あらすじで明かされた部分以上の感動はなく、逆に物語が一気に陳腐化したような気さえした。
 そう、衝撃などなかった。あらすじが先行したことで、衝撃は殺された。
 帯にはご丁寧に、未読の相手に展開を教えるなという旨のこと書かれていた。何だこれ。

 以上、あらすじどころかタイトルで読者を釣るのが日常化しているラノベ作家の駄文でした。

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見本が届きました

 以前もお話しした、「スニーカー文庫の異世界コメディがおもしろいフェア」の書き下ろし冊子の見本が、うちに届きました。
 『闇堕ち騎士がダンジョン始めました!!』は、挿絵込みで8ページ分あります。量にすると、だいたい普通の短編の半分ぐらいの長さですね。
 今回はゆるーいアホコメディにしました。当たった方は、ぜひ読んでやってくださいませ。

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今、ラノベの新シリーズは売れるのか

 真剣に考える。売れる新シリーズとは何か。

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ウェブ配信を検討中

 前々から思っていたこと。
 もっとこう、作家のブログっぽくしたい。
 せめて、作品のウェブ配信をしてはどうだろうか。

 例えばこのブログを通して、書き下ろしで小説を連載してみるとか?
 ……いや、そこで生じる執筆労力は、仕事時間に充てるべきだと思います。

 でも、特に出版予定のない完成原稿だったら、新たに時間を割く労力も減って、ちょうどいいのでは?
 ……そういうのは、万が一商用に使い回せる可能性もなくはないので、出さずに取っておくべきです。

 とまあ、こんな現実的な反論も踏まえつつ。
(実際、二つ目の意見は、以前担当していただいた編集さんからも言われました。)

 しかし商業ベースで小説を書く以上、「どう足掻いても使えない原稿」というのは出てくるものです。
 例えば出版済みのシリーズで、没になったエピソード。カットされたシーン。あるいは小説化するに至らなかった、プロットのみが存在する作品。などなど。
 いずれも商用にはならないと判断されたものです。確かに、後々私自身が見返した上で、「ああなるほど、こりゃダメだ」と思うものも、少なくありません。
 でまあ、そういった代物なら、多少こういうところに載せても、損にはならないだろうと思いまして。
 むしろ得をする部分がよく分かりませんが、まあ、自己満足とファン(いるのかしら)サービスを兼ねられればと。

 ただ今、そういった記事を載せていくことを、真剣に検討しています。
 問題は配信方法。このブログのアップロード機能を使うのか、それとも外部にアップするのか。
(確かFC2で、小説公開機能のサービスもやっていたはず。)
 仮にアップロード機能を使うとしたら、ファイルはtxtか、それともhtmlか。
 著作権の問題を思うと、既存シリーズに関するものは避けておくべきなのか。
 ……とまあ、そんなことをつらつらと。

 とりあえず、ノベライズ鬼太郎の未使用原稿『妖怪クリーニング』は、絶対にアップしません。
 こればかりはどうしようもないのです。はい。

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