怪物映画レビュー 『アイボーグ』

原題:EYEBORGS
2009年・アメリカ

 時は2500年代。止まない国際テロの脅威に対抗するため、アメリカ政府は「監視自由法」を制定。監視カメラを搭載した自律移動ロボット「アイボーグ」を町のいたる所に配備し、対テロ用の総合的な監視システムとして機能させていた。
 だがある時、大統領の甥を狙った一人のテロリストが、人知れずアイボーグによって殺害されてしまう。しかも一見自殺を装った彼の死は、その監視映像すら巧妙に加工されていた。さらに、異変に気付いたテレビ局のカメラマンもまた、飲酒運転を装った事故に見せかけられて殺害。そしてアイボーグの魔の手は、大統領の甥を中心に、じわじわと狭まりつつあった……。
 ヘヴィメタルバンドのギタリストでもあるこの青年は、数日後に控えた大統領の演説会場に招待されている。これらの繋がりから考えるに、何者かがアイボーグのコントロールを乗っ取り、大統領暗殺を企てている可能性が高い――。主人公の捜査官はそのことに思い至るが、今やアイボーグの作り出す加工映像こそが絶対的な物的証拠。上層部も「事件は解決済み」の一点張りで、適切な捜査すら許されない。
 そしていよいよ訪れた大統領演説の当日。敵の巧妙な暗殺作戦に気付いた捜査官は、急いで会場となる建物へ突入する。だがそこで彼が「目」にしたのは、あまりにも意外な真実だった……。

続きを読む

テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

tag : モンスター 映画

怪物映画レビュー 『バトルフィールド・アビス』

原題:2010: MOBY DICK
2010年・アメリカ

 1969年――。ソ連の領海に侵入したアメリカの原子力潜水艦が、深海で巨大な何かと遭遇する。異変を察知した若き海軍兵のエイハブは、それが真っ白な巨鯨であることを確認。だがクジラの攻撃により潜水艦は大破。一命を取り留めたエイハブもまた、その左足を失ってしまう。
 そして時は現代。最新鋭の原子力潜水艦・ピークォド号の艦長となったエイハブは、時を経て再び現れた白鯨を追うため、独断で艦を乗っ取り行方を眩ませる。海では船が次々と怪物に襲われている。やつの仕業だ。復讐という名の狂気に駆られクジラを追うエイハブ。だが軍部は、一連の船舶襲撃事件をエイハブの暴走と判断。ピークォド号の撃沈命令が下された。
 この絶望的な状況のもと、それでもエイハブ率いるピークォド号の乗組員達は、あらゆる兵器を駆使して白鯨に挑む。すべては「結末」を見届けるために。
 決戦の地は巨大な環礁。だが追い込まれたクジラは、狡猾に海兵隊の裏をかき、陸をも制する強大なパワーで反撃に出る。エイハブと白鯨、宿敵同士の命をかけた最終決戦の行く末に待つものとは――。

続きを読む

テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

tag : モンスター 映画

怪物映画レビュー 『ヘルアイランド』

原題:SURVIVING EVIL
2009年・イギリス/南アフリカ

 ジャングルでのサバイバル番組を撮影するため、フィリピンのとある島を訪れたクルー一行。だが島への船を出してくれた現地の船乗りは、「アスラング」と呼ばれる魔物に怯え、すぐに引き返してしまう。そしてジャングルの中では、次々と奇妙なことが起こる。樹上に蠢く謎の黒い影。夜の森では見知らぬ老婆がスタッフをじっと見つめ、鳴き声とも悲鳴ともつかない不気味な叫びがこだまする。
 さらに、番組内で取り上げるはずだった島民の集落は、なぜかもぬけの殻。しかもジャングルの至るところが血に染まり、残骸と化した死体が樹から垂れ下がる――。そう、アスラングは実在するのだ。そして、このジャングルに踏み入った獲物を狙っている。やつらは変幻自在。人や野犬に姿を変え、人間を貪り食らい、妊婦をさらって胎児を自分達の子供に作り変えてしまう。そして折しも、スタッフの一人は妊娠中だった……。
 SOSを出そうにも、テレビ局への連絡手段は失われ、スタッフ達に逃げ場はない。まさに命をかけた、真のサバイバルが今始まる。

続きを読む

テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

tag : モンスター 映画

怪物映画レビュー 『ロスト・ウィークエンド』

原題:LONG WEEKEND
2008年・オーストラリア

 とある、仲がすっかり冷え切った夫婦。夫は妻との関係を繋ぐため、週末を利用して美しいビーチへキャンプに出かけようと考える。しかしアウトドアの嫌いな妻は、決して乗り気ではない。ギスギスしながらもどうにか出発した二人だが、雨の森で道に迷い、車が立ち往生してしまったことが、険悪な空気に拍車をかけていく。
 しかし車の中で一夜を過ごし朝が来れば、目的のビーチはすぐ目の前にあった。美しい大自然溢れる無人の海岸。さっそくはしゃぐ夫。文句を言いながらも付き合う妻。ただ、後で合流するはずの友人達が、なかなか姿を現さない。本当にここは目的のビーチなのか? そんな疑問を抱く妻を宥める夫だが、二人の不安を煽るかのように、次々と不可解なことが起こる。
 安全装置を無視して暴発する水中銃。夜の闇に響く泣き声のような何か。不自然に早く腐る食料。そして、海の中から夫に向かって泳いでくる黒い影……。
 影の正体が分からぬまま、夫は猟銃を発射する。たちまち血に染まる海。そして浜に打ち上げられたのは、一頭のジュゴンの死骸だった。どうやら我が子を捜していたらしい。なぜなら浜には、ビニールテープに絡まれたジュゴンの子供が、死骸となって転がっているのだから。
 美しい大自然。しかし人間はそこにゴミを捨て、殺虫剤を撒き、鳥の卵を割り、面白半分で銃を撃つ。ならば、この夫婦のもとに次々と起こる不気味な現象は、大自然が人間を排除しようと働きかけているものなのか。襲いかかる鳥。行けども行けども森を抜け出さない道路。まるで二人を追うかのように、いつの間にか移動してくるジュゴンの死骸。
 やがて夫は見てしまう。ビーチの奥には、先客と思しきキャンパー達の無残な死体がいくつも……。

続きを読む

テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

tag : モンスター 映画

怪物映画レビュー 『メガ・ピラニア』

原題:MEGA PIRANHA
2010年・アメリカ

 反米意識の渦巻くベネズエラのオリノコ川にて、米国大使の乗る船が襲撃を受ける。大使は死亡しテロが疑われる中、調査にやってきた米国特殊調査員だか何だかの男は、すぐにその真相を知ることとなる。
 鍵を握っていたのは、現地で遺伝子操作の研究をしているアメリカ人女性。
「私達の作ったピラニアが手違いで川に放たれて野生化したの」
 そうか悪いのはこいつか! と思いきや、同じアメリカンだからか女性だからか、べつに責められることもなく、むしろ「彼女なくして解決はあり得ないみたい」なポジションに落ち着いている模様。そして肝心のピラニアは、眠らず獲物を襲い続け、自己繁殖を繰り返しながら、36時間ごとに倍のサイズに巨大化していくという、遺伝子操作すげーな状況に陥っていた。この研究チーム逮捕しろよ。
 一方で、彼女達をCIAのスパイだと勘違いしている現地の大佐は、森で何かヤマシイことでもやっていたらしく(何をやっていたのかは不明)、研究チームの逮捕に躍起になる。動機はともかく逮捕は妥当なのだが、そこは主人公もアメリカ人。

主人公「彼女達は悪くないだろ!」(←悪いです)
大佐「うっさい。お前も逮捕だ!」(意訳)

 かくして大佐率いるベネズエラ部隊に追われながら、調査員は研究チームを連れて逃走。その頃ピラニアはと言えば、ベネズエラ軍の攻撃でも全滅せず(ヘリから川に向かって適当に機銃掃射してただけだし、そりゃそうなるわな)、巨大化して町を襲撃。獲物に食らいつく際に見せる大ジャンプの力も倍増し、水面からそのまま民家に突っ込んで大爆発を引き起こすという、まさに魚雷なノリで大暴れ。まあ、一度陸に突っ込んだら水には戻れないので、ピクピクしてるだけなんですが。
 ともあれ、海水にさえ適応したピラニア達は北上し、海を渡ってフロリダを目指している模様。米国軍艦を沈没させ、原子力潜水艦の核ミサイルすらものともせず、もはやフロリダ一帯を強力な核で焼き尽くすしかないと思われた時、主人公が妙案を思い付く。
 ピラニアは、仲間の血にさえ反応して食らいつく。ならば群れの一匹に傷を負わせ、共食いさせてやればいいのだ。
 「それで全滅するなら、ピラニアという生物自体がとっくに滅んでるだろ」という真っ当なツッコミもなく、かくして主人公と米軍の面々は、強力な水中銃を携えて、獰猛な怪魚の群れがひしめく海の中へ、決死のダイブに挑むのであった。

続きを読む

テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

tag : モンスター 映画

お知らせ
最新記事
カテゴリ
ユーザータグ

モンスター 映画 告知 妖怪 妄想少女 モンスターハンター リバース;エンド 異世界妖怪サモナー アニメ 多元宇宙 ポケットモンスター 二次元名鑑 闇堕ち騎士がダンジョン始めました!! 小説雑感 PSP マキゾエホリック ウルトラマン ボードゲーム 世紀末オカルト学院 DS 3DS カクヨム 小説 相棒 

検索フォーム
リンク
月別アーカイブ