『豆富小僧』の妖怪達

 先日、予約していた映画『豆富小僧』のブルーレイが到着。さっそくブックレットを眺めてみたら、収録されているストーリーボード(絵コンテみたいなもの?)に、「ゆりかもめが竜神様になる」ってのがあって。もちろん本編には一切ないシーンなので、脚本段階で削除された部分なんでしょうけど、個人的にはすごく見てみたかったです。
 まあ、それはともかく。

 同ブックレットに、登場妖怪の一覧が図鑑形式で載っておりました。これを見て分かったんですが、実はこの作品、アニメオリジナルの妖怪というのは一切出ていなくて、どれも様々な資料から持ってきた生粋の原典持ちばかりでした(「墓石」だけちょっと怪しい。でも絵巻物とかにいそうな感じも……)。
 なので、ちょっともったいないなぁ、と。
 ……と言うのは、この妖怪達。どれも基本的には可愛らしさをコンセプトにしたデザインなんですが、中にはデフォルメが行き過ぎて、印象が薄くなってしまったものも多数いるからなんですね。要は、丸に手足が生えていたり、漠然とした人型に角だか耳だかが付いていたり……といったデザインをいっぱい並べても、見た目には十把一絡げ。しかも劇中に名前がほぼ出てきませんし、何か「この妖怪ならでは」な動きをするというわけでもないですし。
 せっかく錚々たる(というか通り越してマニアック※なんだけど)メンバーが揃っているのに、それが何だか分からなくて、しかも記憶に残らないってのは、やっぱり一妖怪好きとして寂しいものです。


※じゅうじゅう坊がアニメに登場したのなんて、これが初じゃなかろうか。黄粉坊とかは『平成狸合戦ぽんぽこ』に出てたけど、これもいたかな?
※そして、おとろしではなく毛一杯を採用。なぜだ。
※川赤子をスルーして山赤子採用ってのもある意味すごいかも。山田野理夫先生万歳。
※ブリブリとかハニマノカブルとか、まずチョイスしようと思わないですよ普通。←誉めてます。
※鬼熊は熊じゃないのか。
※婆山、これチ○ンラーメンや。
※この大量の注釈からも分かるとおり、何だかんだ言って楽しんでますよ自分。

tag : 妖怪 映画

怪物映画レビュー 『機械仕掛けの小児病棟』

原題:Frágiles
2005年・スペイン

 閉業間近の小児病院に勤め始めた、一人のナース。だがその病棟は、古くから子供達の間で不気味な噂が語られてきた場所でもあった。
 封鎖され、使われなくなった二階。そこに、「シャーロット」という名の「たぶん女の子」がいるのだと言う。彼女は「まるで機械のよう」で、子供達と積み木で会話し、怒るとその子の骨を折るとか……。
 現につい最近、一人の少年が寝ている最中、原因不明の骨折を起こしていた。さらにナースの周りでも、不気味な現象が立て続けに起こり出す。独りでに二階へ向かうエレベーター。誰もいないはずなのに、内側から盛り上がるシーツ。そして、「シャーロット」を目撃した者達の死――。
 そう、かつてシャーロットに会った者は、いずれも死を迎えていたのだ。そして今、ナースと親しくなった一人の少女もまた、シャーロットに魅入られ、積み木で会話を繰り返していた。
 ナースは少女を救うため、シャーロットの正体を探るべく、問題の二階に足を踏み入れる。不気味な闇に覆われたフロア。そこで彼女が見つけたのは、「シャーロットとマンディ」と書かれた一枚の写真。表には、車椅子の少女が見知らぬナースと一緒に写っている。さらに同じ場所で手に入れたフィルムには、骨粗しょう症で苦しむ、写真の少女の記録が残されていた。当時の未発達だった医療技術のもと、金属製の矯正器具を全身に着けた、「まるで機械のよう」な姿で……。
 おそらくシャーロットは、自分の辛さを他の子供達にぶつけようとしているに違いない。そう考えたナースは、急いで子供達を別の病院に移すよう、手配をする。だが、彼女はまだ事件の真相に気づいていなった。そもそもなぜ、シャーロットが今になって、頻繁に現れ始めたのか……。

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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

tag : モンスター 映画

怪物映画レビュー 目次

 趣味でアップしている怪物映画レビューが増えてきたので、目次を作りました。いわゆる狭義の「モンスター」の他、幽霊や超常現象等も一緒にしています。

※レビュー内にて、作品の展開や結末に言及している部分があります。ネタバレを避けたい方はお気を付けください。

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テーマ : 映画レビュー
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怪物映画レビュー 『メガ・シャークVSクロコザウルス』

原題:MEGA SHARK VS.CROCOSAURUS
2010年・アメリカ

 コンゴにあるダイヤの鉱山から、体長450メートルの巨大ワニが出現。現地で不法採掘をおこなっていた企業は、ワニを排除すべく、自称「怪物ハンター」の男を雇う。見事麻酔でワニを眠らせることに成功したハンター。ワニは卵とともに、貨物船で大西洋を運搬されることになったが、一方その大西洋では、以前ジャイアント・オクトパスと戦って死んだと思われていた巨大ザメが現れ、戦艦を撃沈させるという事件が起こっていた。
 戦艦の唯一の生存者は、音波でサメを誘導する実験をおこなっていた、黒人の海兵。彼はすぐさま、サメ退治部隊の一員に加えられる。しかし時を同じくして、腹を空かせたサメがワニの卵を狙って貨物船を襲撃。その衝撃にワニもまた目を覚まし、海へ逃走してしまった。
 サメとワニ、二頭を巡って落ち合ったハンターと海兵。奇しくも知り合いだった二人は、シークレットサービスの女捜査官と三人で、怪物殲滅作戦に乗り出す。その作戦とは、腹を空かせてワニの卵を狙うサメと、卵を守ろうとするワニを、その卵で誘導しパナマ運河に隔離すること。二頭を戦わせ、さらに米軍による総攻撃によって、一気に片付けようというのだ。
 卵の調達に手間取りはしたものの、二頭は順調に誘われて運河へ侵入。だが、そこから始まった怪物同士の争いにより、運河は瞬く間に崩壊してしまう。そして再び海へ引き上げた二頭が目指す先は、ハワイ。さらに、各地で孵化したワニの子供達が、それを追う。
 そんな中、サメが原子力潜水艦を丸呑みにしてしまうという事態が発生。このままサメを攻撃すれば、ハワイで核爆発を招いてしまうに違いない。果たして三人は、この危機を回避できるのか。

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テーマ : 洋画
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