怪獣論的な

 『MHXXステーション』第13回に、ウルトラシリーズでお馴染みの田口清隆監督がゲストでいらしているのですが、26分35秒当たりから監督が語っていらっしゃる怪獣論的なものが、僕の意見と概ね一致していて、ちょっとテンションが上がってしまいました。
 ざっと要約すると……。

・そもそも怪獣とクリーチャーの根っこは同じところにある。
・日本の怪獣は「着ぐるみに人が入る」という制約のもとで、その外見的デザインが独自の進化を遂げた。
・その原因はおそらくウルトラ怪獣にある。
・アメリカと日本とでは、怪獣/クリーチャー/モンスターの外見に対する意識が違うため、日本人の考える「怪獣」にしっくり当てはまるものは出てこない。

 だいたいこの辺ですね。
 3番目のウルトラ怪獣云々については、あくまでさらりと触れているだけなので、そう考えるに至った根拠などは聞けませんでした。
 もっとも、僕が田口監督の怪獣論に触れるのは初めてだったので、ひょっとしたら以前にもいろいろなところでお話になっていらっしゃる内容なのかもしれません。
 いずれにしても、「怪獣のプロのかたの中にも、こういう分析をしている人がいるんだなぁ」と知って、嬉しかったです。
 
 ちなみに僕の怪獣論的なものは、こちらに載せています。
 僕の意見自体は、「お前本当に怪獣が好きなのかよ」って言われてもしょうがないような書き方をしていますが、好きです(断言)。
 併せてお読みいただければ幸いです。

テーマ : 特撮・SF・ファンタジー映画
ジャンル : 映画

tag : モンスター 映画 ウルトラマン モンスターハンター

夜行奇談

 カクヨムで『夜行奇談』という怪談集を連載しています。
 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883562890

 仕事ではないので、完全に趣味でやっています。
 趣味レベルということで開き直って、非常に下らない小ネタを趣旨にして書いています。

 妖怪マニアのかたは、ぜひ読んで、僕の意図を見抜いてみてください。

テーマ : 妖怪
ジャンル : サブカル

tag : 妖怪 告知

怪物映画レビュー 『シン・ジョーズ』

原題:Atomic Shark
2016年・アメリカ

 海の放射能汚染によって、一匹のサメが突然変異を来した。真っ赤に染まり、背ビレが灼熱に燃え上がる。もはや生きた原子炉と化したサメは、火器で攻撃すれば周囲六キロを巻き込む核爆発を起こしてしまうに違いない。また、一定時間海水に晒されていない状態でも、臨界を突破して自爆する危険がある。
 本能に任せて次々とビーチを襲撃するサメ。人々は灼熱の牙で体を切断され、その血しぶきに触れただけでも激しい熱で爆発する。浜には焼け爛れた魚の死骸が大量に打ち上げられ、それを食べても爆発する
 もはや一刻の猶予も許されない。ビーチを守るライフセイバーのニーチャンとネーチャンは、ネット配信番組のスタッフや盗撮動画マニア、かつて科学者だった船長らとともに、ドローンを武器にサメ退治に乗り出すのだった。

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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

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怪物映画レビュー 『パンズ・ラビリンス』

原題:El laberinto del fauno
2006年・メキシコ・スペイン・アメリカ

 スペイン内戦によって父を亡くした少女。妊娠した母の再婚相手は、独裁政権の下に立つ冷徹な大尉であり、新たに生まれてくる男の子にしか興味がない。そんな大尉に呼ばれて母娘が移り住んだのは、森の中に立つ古い製粉所。そこは独裁者に対するレジスタンスとの前線拠点であり、大勢の軍人が集い、血が流されていた。
 辛い現実を生きる少女にとって、ただ一つの心の拠りどころは、お伽噺だった。
 ある夜、少女の前に妖精が現れる。妖精に導かれ少女が向かったのは、古くからある森の迷路。その先にあった地下への階段を降りると、そこにはパンという山羊に似た精霊がいた。パンは少女に、ある事実を語る。

 ――昔、地下の王国の姫が好奇心から地上へと出た。しかし強い光にやられて記憶を失い、地下に戻ることも忘れ、ただの人間として生涯を終えた。地下の王は、そんな姫の魂が再び帰ってこられるように、地下への道を世界のあらゆる場所に用意した。だがその最後の一つが、次の満月の夜に閉ざされようとしている。……その姫の生まれ変わりというのは、紛れもなく少女のことだ。しかし少女が地下に戻るためには、長い年月の中で魂が人間になりきっていないことを示すために、次の満月の夜までに三つの試練を乗り越えなければならない……。

 少女はパンに言われるままに、試練に挑んでいく。朽ちた大木の下に潜む大蛙に魔法の石を食わせ、手の平に目玉のある、子供を食らう恐ろしい怪物の宮殿から、短剣を取ってくる。しかし古い言い伝えを知る家政婦の一人は、少女にこう言っていた。「パンには気をつけなさい」と――。
 試練にのめり込む少女を待つのは、母の死や大尉の怒りという現実だった。さらに試練の途中で禁を犯し、食べてはいけないと言われている異界の料理を口にしてしまったことで、ついにパンからも見放されてしまう。
 一方、大尉が率いる部隊とレジスタンスとの戦いも激化していた。少女は、家政婦の一人がレジスタンスのスパイであることに気づくも黙っているが、それを知った大尉の怒りを買い、軟禁されてしまう。そんな少女の前にパンが現れた。最後のチャンスを与えるために……。

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