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ゲゲゲの鬼太郎第6期・第96話『第二次妖怪大戦争』 感想

 最終回三部作、その2本目。
 鬼太郎を総理に殺された悔しさから復讐心に燃えたねずみ男と、実は密かに朱の盆と通じていた邪魅の号令により、ついにゲゲゲの森の妖怪達が人間と戦争を始めてしまう。一方ぬらりひょんはねずみ男に、「鬼太郎をおかしくした元凶」としてまなを殺すよう命令。さらに用済みとなった西洋妖怪達を始末しようとするが――。

 というわけで、鬼太郎不在のまま、事態が大きく進展しました。
 アニエスとアデル、石動と伊吹丸、ついでに閻魔大王といったこれまでのキーパーソンが次々と再登場し、まなを中心に、鬼太郎復活に向けて動き出します。
 しかしそれよりも大きかったのは、やはり何と言っても西洋妖怪でしょう。
 ぬらりひょんに一服盛られて苦しみ出したベアードが、部下三人を吸収し妖力を暴走させ、大爆発の危機を迎える――。いきなりの展開ですが、さすがはベアード、転んでもただでは起きないと言ったところでしょうか。この辺は第四期妖怪王編での完全敗北と違って、面目躍如の感があります。

 もっとも、ヴォルフガングら三人と鬼太郎ファミリーとの決着がつかなかったのは、個人的には残念ですね。
 純粋なパワーファイターのヴィクターはともかくとして、満月の夜には不死身となるヴォルフガングと、胸を撃ち抜かれても再生するカミーラ。この二人を鬼太郎や仲間達がどのように攻略していくのかは、一つの見所になるだろうなと思っていたんですが。
 結局最終回三部作で再登場したものの、日本妖怪との絡みもろくにないまま退場になってしまったのは、物足りなさを感じました。
 ……やはりベアード復活阻止編として「血戦小笠原」を年末辺りにやって、そこでひとまず西洋妖怪幹部勢との決着をつけておくべきだったのでは。で、敗れて城でくすぶっている幹部達にぬらりひょんが接触して、ついにベアードが復活する――と。まあ、これは僕の願望込みの意見ですが(笑)。

 ともあれ暴走してバルンガみたいになったベアードは、宇宙から変な汁を大量に降り注がせ、いずれ爆発して地球を壊滅させようとする迷惑な代物に。
 これはぬらりひょんにとっても想定外だったようですが――しかし動じませんな、このお方。この点、五期までのコミカルさを併せ持っていた旧ぬらりひょんとは大きく違うところです。
 一方で、今期ではできる子っぷりがすごかった朱の盆が、今回は終始役に立っていませんでしたね。
 ぬらりひょんがねずみ男に銃を突きつけられても何もせず、ベアードの暴走に慌てふためき……といった感じで、ちょっとパワーダウン気味でした。次回、彼に見せ場はあるのでしょうか。

 そう言えば、「この戦争がすべてぬらりひょんの筋書きどおりだった」という事実は、ねずみ男を我に返らせる要因として機能しただけでしたね。ゲゲゲの森の妖怪達を説得するのは、鬼太郎ファミリーの役目になっていました。
 あとねずみ男は、大同盟の中でもっと狡猾に立ち回れるかと思ったんですが、案外直情的でした。この点、原作のねずみ男よりも素直な性格のようです(笑)。
 
 そんなこんなで、いよいよ佳境に入ってきた上での――次回はついに最終回!
 果たして鬼太郎達は、この事態をどう解決するのか。そして、妖怪と人間、両者の関係はどのような結末を迎えるのか。
 楽しみにしています。ではまた!

テーマ : ゲゲゲの鬼太郎
ジャンル : アニメ・コミック

tag : ゲゲゲの鬼太郎 水木しげる 妖怪 アニメ

ゲゲゲの鬼太郎第6期・第95話『妖怪大同盟』 感想

 総理、あんたが撃ったら普通に銃刀法違反ですってば。

 はい、始まりました。最終回三部作。
 ベアードによって東京のど真ん中が壊滅。人間達の妖怪に対する憎悪が膨れ上がり、ついにあの「妖対法」が成立することに。これを受けて妖怪達も、人間への攻撃を過激化させていく――。

 というわけで、これまでの流れに沿って、徹底的に対立することになった妖怪と人間。
 一年前には名無し編の終盤でも似た光景が展開しましたが、今回は国家機関が動いているため、より大惨事になっています。
 もっとも、「妖対法」の発想そのものについて言えば、僕の意見は相変わらず肯定側です。もちろん作中のような問答無用の射殺はいかんですが、悪い妖怪を野放しにしかできないのなら、それは政府として失格ですからね。何らかの対策をする必要はあるわけです。
 その点、過去作における妖怪の大前提――「人間が太刀打ちすることは絶対にできない」を崩した上で、リアルなシナリオを展開させてみたのが、今回のシナリオと言えるわけです。

 ……まあ、リアルと言っても、総理や警官の描き方はよくあるフィクションのそれなので、そこはあくまで「リアルっぽいシリアス」止まりではあります。
 実際、日本の国家機関がどれほど強権からほど遠いかってのは、ここ数ヶ月の対コロナ政策を見れば明らかなので……と、これは余談ですね。

 ともあれ、変な根っこが生える謎銃の力で次々と倒されていく妖怪達。
 ゲゲゲの森にいたモブ扱いの皆さんも、どんどんその餌食になっていきます。
 しかし西洋妖怪編の時もちょっと思いましたが、第六期は結構モブ妖怪に厳しいですね(笑)。特に夜行さんなんか、第三期~五期ですっかり仲間のイメージが付いていたんで、今回のテロ計画から射殺の流れはだいぶショッキングでした。

 いや、しかし――やはり一番ショッキングだったのは、ついに鬼太郎までもが謎銃の餌食になってしまったことでしょう。
 ねずみ男と二人で総理に直談判に行った結果、その総理に直接撃たれてしまうという……。いや、だから銃刀法違反だってば、総理。
 で、鬼太郎は消滅。ねずみ男はぬらりひょんとベアードに取り込まれ、さてここからどうなっていくかは次回のお楽しみ――という流れになります。
 なので、例によってここで評価を下せないのがもどかしいところですね。

 以下、細かいチェックポイント。
 まずは、久々に美琴さんが再登場しました。父親がおどろおどろになっちゃった子ですね。
 あれからすっかりグレタ活動家になってしまったようで、「父親が妖怪に殺された」と、自分に都合のいい切り取り方をした「事実」を武器に、反妖怪活動に精を出していた模様です。
 来週以降も出番はあるのかな。あんまり本編には大きく絡みそうにないけど。

 それから、雅ちゃんもちょっとだけ出番あり(台詞なし)。
 親族がベアードの無差別攻撃に巻き込まれたようです。痛々しい。

 そして、邪魅。
 以前「手の目」でもチラッと顔を見せていましたが、今回から本格参戦。人間に憎しみを燃やす妖怪テロ組織のリーダー――という立ち位置になるようです。
 ちなみに原作では「妖怪関ヶ原」というエピソードに登場。鬼太郎に毒気を吹き込み、悪人に変えて支配下に置くという、なかなかの難敵でした。
 アイキャッチに使われていた絵は、その「妖怪関ヶ原」のものですね。……こないだ「モウリョウ」で同じ絵が使われていた気もしますが(笑)。

 最後に……もしかしたらチェックしておくべきかもしれない、ぬらりひょんの行動。
 今回の事件を扇動しているぬらりひょんですが、実は人間に妖怪を攻撃するよう仕向けているのも彼なんですよね。
 そのぬらりひょんを妖怪の味方と信じて、邪魅達は彼の側につくことを表明しているわけですが――もしかして上記の行動が明るみに出れば、大きな逆転劇が起こるかもしれません。
 まあ、実際にそういう展開になるかどうかはともかくとして、ちょっと気に留めておくことにしたいと思います。


 というわけで、今回はここまで。
 次回は……「第二次妖怪大戦争」!
 妖怪と人間の戦争か。はたまた妖怪同士の戦争か。あるいは文字どおり、西洋妖怪との対決となるのか。
 楽しみに待ちたいと思います。ではまた!

テーマ : ゲゲゲの鬼太郎
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ゲゲゲの鬼太郎第6期・第94話『ぶらり不死見温泉バスの旅』 感想

 はい、今回はアニメオリジナル回……なのか?

 埴輪武者……。
 埴輪武者……?
 あ! いた! ちゃんと原作に出てた(笑)!

 というわけで、今回はアニメオリジナル回。ただしゲストに登場した埴輪武者さんは、れっきとした原作キャラクターです。
 いったいどんな作品に出てきたかというと――。
 「鬼太郎国盗り物語」シリーズより、「決戦!箱根城!!」前後編ですね。
 太古の妖怪・凶王と、鬼太郎率いる日本妖怪勢(ぬらりひょんも鬼太郎に協力!)との死闘を描いたこのお話。凶王はここで巨大埴輪軍団を操り、鬼太郎を苦しめました。
 今回アニメに登場した埴輪武者は、その埴輪軍団の中でもひときわ巨大だった一体……に似ているので、たぶんそれなんだろうと思います。いや、違っても知らんけど(笑)。

 ちなみに「決戦!箱根城!!」では、凶王は「火炎土器」という土器の中に収められた「白い炎」によって倒されました。
 今回のアニメに登場した、富士のエネルギーを収める鐘?っぽいものと、ちょっと見た目が似ています。
 ということは、やっぱり「決戦!箱根城!!」が意識されていたのかもしれませんね。
 まあ、違ってても知りません。はい(笑)。

 それはともかく、話の内容自体は緩めになるのかな……と思いきや。
 まあ、思いきやって言っても前半は間違いなくゆるゆるなんですが(笑)、後半は鬼太郎とまなの友情を改めて描いた、なかなか熱い展開になっていました。
 最近すっかりご無沙汰だった鬼太郎&まなのタッグ。……思えば1クール目は、「吸血木」から「妖怪城」を経て「妖怪獣」に至るまで、鬼太郎とまなの絆が深まっていく様が、物語の主軸になっていました。その大きな区切りが、一年目のラストである名無し編三部作だったわけで。してみると今回のストーリーは、さながら「六期における原点回帰」といったところでしょうか。

 もっとも、ここから大きな転落が待っているかもしれない――というのは、今ネット上で配信されているWEBラジオでキャストさん方が触れられているところ。
 確かに、そうなるんじゃないかなーという不穏な予感がひしひしとします(笑)。
 はい、何しろラストでついにベアードが復活。しかもぬらりひょんと手を組む――という恐るべき展開になりましたからね。
 ……いや、個人的な希望を言えば、ベアード復活編はぜひとも「血戦小笠原」をやってほしかったんですが(せっかく東南アジアの吸血妖怪にも協力させて生き血集めてたんだしね)、それは叶わず。しかし第四期以来の、二大悪妖怪のタッグがここに実現することになりました。
 まあ、タッグと言っても四期の時は結構険悪な関係でしたが……今回はどうなるのでしょうかね。
 一応ぬらりひょんはベアードにかしずきましたが、あれはあくまで協力を要請する上での――そしてベアードの性格を見越した上でのポーズでしょう。ただしベアードもその辺は分かっているでしょうから、まあ、どちらもふてぶてしくやり合うんじゃないでしょうか。

 あと……朱の盆強ぇ!
 あのヴォルフガングさんが手も足も出なかった!

 そして寝肥りは、第五期に続いて二度目の起用ですね。
 今回は妖怪画に忠実な外見でした。はい。


 というわけで、今回はここまで。
 さて次回は――妖怪大同盟!
 なんか「妖怪」と「大」と何かをくっつけると、それっぽいタイトルになる不思議(笑)。
 粉砕された妖怪ポストとか不穏でたまりませんが、楽しみにしています。ただし放送はまだ先。ではまた!

テーマ : ゲゲゲの鬼太郎
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