怪物映画レビュー 『メガ・シャークVSクロコザウルス』

原題:MEGA SHARK VS.CROCOSAURUS
2010年・アメリカ

 コンゴにあるダイヤの鉱山から、体長450メートルの巨大ワニが出現。現地で不法採掘をおこなっていた企業は、ワニを排除すべく、自称「怪物ハンター」の男を雇う。見事麻酔でワニを眠らせることに成功したハンター。ワニは卵とともに、貨物船で大西洋を運搬されることになったが、一方その大西洋では、以前ジャイアント・オクトパスと戦って死んだと思われていた巨大ザメが現れ、戦艦を撃沈させるという事件が起こっていた。
 戦艦の唯一の生存者は、音波でサメを誘導する実験をおこなっていた、黒人の海兵。彼はすぐさま、サメ退治部隊の一員に加えられる。しかし時を同じくして、腹を空かせたサメがワニの卵を狙って貨物船を襲撃。その衝撃にワニもまた目を覚まし、海へ逃走してしまった。
 サメとワニ、二頭を巡って落ち合ったハンターと海兵。奇しくも知り合いだった二人は、シークレットサービスの女捜査官と三人で、怪物殲滅作戦に乗り出す。その作戦とは、腹を空かせてワニの卵を狙うサメと、卵を守ろうとするワニを、その卵で誘導しパナマ運河に隔離すること。二頭を戦わせ、さらに米軍による総攻撃によって、一気に片付けようというのだ。
 卵の調達に手間取りはしたものの、二頭は順調に誘われて運河へ侵入。だが、そこから始まった怪物同士の争いにより、運河は瞬く間に崩壊してしまう。そして再び海へ引き上げた二頭が目指す先は、ハワイ。さらに、各地で孵化したワニの子供達が、それを追う。
 そんな中、サメが原子力潜水艦を丸呑みにしてしまうという事態が発生。このままサメを攻撃すれば、ハワイで核爆発を招いてしまうに違いない。果たして三人は、この危機を回避できるのか。
 
 
 『メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス』の続編(?)。相変わらずモンスター二頭のでかさは期待を裏切らず、しかも今回は陸生のワニがいるため、怪獣映画並みの都市破壊サービスまであり。いや、実景に軽く合成しているだけなんですけどね。まあ、無理矢理でも迫力はあります。しかし迫力で言えば、サメ側の海面から出ている山みたいな背ビレの勝ちかな。
 一方で子ワニ軍団の描写は不足気味。一応「世界各地で暴れている」という設定はあるものの、群れでドバーッと押し寄せてくるような映像は一切ない(単体で町で暴れているシーンはあり+終わりの方で辛うじていっぱい出てくるけどね)ので、その辺は物足りず。他にも卵探索シーンでのサスペンスとか、運河での攻防とか、膨らませれば面白くなりそうな部分をどんどんすっ飛ばされた感じは否めません。詰め込みすぎて一つ一つがおざなりになっているなぁ、と……。この辺、映像の使い回しだらけにもかかわらず、シナリオはまあまあ丁寧だった前作とは対照的ですね。

 ちなみに本作のヒロイン。硬派な捜査官で、高圧的な態度とニコリともしない表情に、「何だか魅力に欠けるなぁ……」なんて思っていたら、エンドロール直前のカットでやられてしまいました(食われるって意味じゃないよ)。うん、ナイス演出。
 

テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

tag : モンスター 映画

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