ウルトラマンサーガ

 封切り初日なので気合いを入れて見てきました。
 さすが小さいお子様連れのお客様が多数。もとい、保護者同伴のお客様が多数。こういう環境の中に一人で座ることが気にならなくなったのは、二十歳過ぎた辺りからでしたっけか。まあどうでもいいですね、はい。

 ネタバレになるようなことは避けますが、予告編で抱いた印象よりもはるかに面白かったです。
 ここ数年、具体的には『超ウルトラ8兄弟』以降、「ウルトラシリーズだけど敢えてこんな変化球にしてみました」という劇場版が続いていただけに、今回が意外にも正統派のウルトラ映画だったことにまず驚き。もちろん「バット星人によって破滅の危機を迎えた地球」という、特殊なパラレルワールドが舞台ではあるのですが、異世界であることをくどく強調せずに、我々の住む世界にほぼ等しいもの(ロボット工学は発達しているけど)として描写しているので、素直に感情移入して楽しめました。
 そして何より、怪獣映画といえばこれ。市街地での大バトル。ミニチュアだろうがCGだろうが実景合成だろうが、やはりこれがないと「怪獣!」って感じがしないんですよね。その点今回は100点をあげていい出来。
 地球があって、地球人がいて、ビル街に怪獣が現れて、そこへウルトラマンが助けに来る。人間とウルトラマンが助け合い、そして勝利をもたらす。王道です。

(この下、やっぱちょっとネタバレするよ!)


 もう一つ嬉しかったのが、今回の敵側の目玉、ハイパーゼットンの扱い。
 前情報では、初代ゼットンをベースにデザインされた形態「イマーゴ」の他に、「ギガント」なる超巨大な異形の姿も確認されていて、劇中で姿が変わることはすでに分かっていました。で、ここ数年の劇場版のパターンから邪推すると……。

・ゼロ、ダイナ、コスモスを圧倒するハイパーゼットン・イマーゴ。
・しかし合体技か何かで、どうにかこれを粉砕。
・だがゼットンはまだ死んでない。さらなる巨大な姿・ギガントへと変貌する。
・もう駄目かと思われた時、奇跡が起きて三人のウルトラマンが合体。ウルトラマンサーガ誕生。
・ギガントが為すすべもなくフルボッコに。

 もう想像に難くない流れでしょ。ここ数年、劇場版はずっとこんな感じの繰り返しでしたから。
 確かにこれはこれで王道ではあるのですが、毎年やられてもカタルシスは薄れてしまうわけで。しかも二つのゼットンを見比べる限り、私の好みは断然初代ベースのイマーゴ。なので、できれば自分の邪推は杞憂に終わってほしい……というのが本音でした。

 結果は上々。杞憂でした。
 巨大なギガントが倒れたものの、これは幼体。入れ替わりに出現する完全態・イマーゴ。こちらが実質ラスボスです。今までの超巨大怪獣路線をようやく脱却できた上に、初代ゼットンへのリスペクトもしっかり見られて嬉しい限り。さらにこのイマーゴがとにかく強い! どれぐらい強いかというと、三人のウルトラマンが合体してサーガに変身することで、やっと互角に戦えるってぐらい強い。
 ニューヒーローが弱いんじゃないんですよね。ゼットンが強すぎるからこうなった。いいことです。
 そして本作の最終決戦は、サーガVSゼットンのガチバトル。体格差はなし。体型差も案外なし。だからこそ、ここ数年見ることのできなかった、「ウルトラマンVS怪獣の完全に拮抗した戦い」がクライマックスまで続くという、大変素晴らしい流れになっていました。

 ウルトラマンも怪獣も、キャストの皆さんも主題歌も、全部含めて良い映画だったと思います。
 今回は宣伝の力の入れどころが完全にキャスト頼りな感じで、そっち方面でも結構不安だったりしたのですが(笑)。いや、どんな作品も、実際に最後まで見なければ評価は下せない――ってのは当然のことですね。
 充分当たりでした。面白かったです。満足。

テーマ : 特撮・SF・ファンタジー映画
ジャンル : 映画

tag : 映画 モンスター ウルトラマン

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