タイタンの逆襲

 続編ということで見てきました。『タイタンの逆襲』。
 前作『タイタンの戦い』が結構お気に入りで、ブルーレイも迷わず買ったほどだったので、今回も期待して行ったのですが……。
 あらら、何だこの物足りなさは。

(以下ネタバレ含むよ)


 まず申し上げておきますと、前作『タイタンの戦い』は、到底満点とは思えない内容でした。理由はシナリオ。主に二つの不満がありまして、それと言うのは……

・神(特にゼウス)の力を嫌っていた主人公が、最終的にゼウスの力(剣とペガサス)を使うに当たり、そのきっかけや理由付け、葛藤を払拭するなどの描写が不足している。そのためストーリーのテーマが台無しになっている。

・主人公にとって大きな因縁のある男、カリボスが敵として立ちはだかるが、その際に因縁絡みのドラマが一切描かれない。

 これですね。特に前者(もっともブルーレイに付いていた未公開映像を見る限り、この辺はシナリオの改変があったようです。未公開版では、主人公が最後までゼウスを許さない形になっていました)。
 ただしこのシナリオ面での不備を除けば、ヒーローもモンスターもカッコよく、純粋な娯楽作品として非常に心躍るものだったと思います。

 ところが『逆襲』の方はと言うと、どうもその辺が弱い。前作の坊主頭とか銀ピカ鎧とか、そういう「あり得ないけどカッコイイからOK」みたいな外連味が薄れて、何とも泥臭い雰囲気になってしまってます。ドラコ隊長みたいな理屈抜きのかっこよさを持つサブキャラもいないし、ゼウスもハデスも弱体化した設定とはいえ、まるで普通の人間みたいな描写がなされて、威厳に乏しいったらない。
 モンスター側も大部分が人型、特に巨人系が多すぎで、バリエーションの足りなさを感じてしまいます。特にミノタウロスなんか肩透かしもいいところで……(そもそも迷宮攻略シーンがあまりにもテキトーすぎる)。今回宿敵となる軍神アレスも、カリボスみたいな「あり得ないパワーファイター」ではなく、「ただの腕っ節の強い男」でしかないのが残念。
 アクションも今の映画としては平均的なものです。前作のスコーピオン戦のような敵の形状を生かした立ち回りや、メデューサ戦でのハラハラ描写が皆無。評価できるのはマカイの回転斬りぐらい。
 シナリオ面では矛盾や描写不足などもなく、むしろ前作で中途半端にしか描かれなかった「親子の軋轢」みたいなものを掘り下げているのは間違いないのですが、それはそれ。一番肝心とも言える「キャラクターやアクションの外連味的な魅力」が伴ってないため、並みのアクション映画にしかなってない……というのが正直な感想でした。

 かなり期待してたんだけどなぁ。ううむ。
 あとゼウス死んじゃったけどいいのか。

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

tag : モンスター 映画

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