怪物映画レビュー 『HIDDEN ヒドゥン』

原題:HIDDEN 3D
2011年・フランス

 依存症治療の専門医にしてマッドサイエンティストだった母の忌まわしい記憶を引きずり、アルコール依存症となった一人の男。彼は母の死を機に、母の持っていたリハビリ施設を遺産として受け継ぐ。古い修道院を改修して作られたその壮麗な建物は、今ではとっくに閉鎖されていた。
 母を快く思わない男は、この施設を焼却処分してほしいと友人に訴える。しかし失わせてしまうには惜しい屋敷だ。友人は男に、一度見た上で判断した方がいいと助言する。
 だが実際にその屋敷に訪れてみれば、そこには不気味な噂が付きまとっていた。夜中になると何かの悲鳴が響き渡るというのだ。
 中へ入った男達が見たのは、蛍のように光る不思議な虫。その虫に誘われた先に待ち受ける、秘密の地下通路。そこへ踏み込んだ者は、次々と「何か」に襲われ命を奪われていく……。
 果たして地下の闇の中に蠢くものの正体とは。そして、この施設では過去に何がおこなわれていたのか。
 哀れな犠牲者の前に現れる不気味な黒い影。それは一見、人間の子供なのだが――。 


 ……などと思わせぶりなあらすじなど書きつつも、怪物の正体は早々と分かってしまう本作。
 ざっくり説明すると――。

 依存症に陥った患者の脳から、依存症部分だけを別パーツにするマシンを発明したオカン。これで依存症を摘出手術で治せるぜーとか思ってたら、なんか依存部分が独立した生物になっちゃいました。こんな興味深い生物は育てなきゃ損だよね! ってことで、適当に捕まえた女の子の子宮に移してレッツ育成。そしたら生まれてきたのは人食いチャイルドだったのさ! HAHAHA!

 こんな感じです。
 で、この人食いチャイルドが蛍の群れに変化したりなんかするところは意味不明ですが、まあそれなりに口から触手を出したりして頑張っていましたし、弱点も結構ユニークなものだったりして(いや、アレはシナリオとしてありなのかと言われても、ちょっと困るけど)、工夫してるなー、と。
 しかしどうせなら、メイクの方ももっと工夫してほしかったのですが。目と口の辺りを黒く塗るのって、向こうではお約束なんですかねぇ。なんか最近の子供幽霊が出るホラー映画は大抵これになってる気が……。
 それはともかく、暗い地下通路での雰囲気の盛り上げ方とか、ラストの意外な真相とか、あちこちで頑張っている作品だと思いました。B級なんだけど、こういうのは好感が持てますね。

 でも虫要素いらなかったよね。うん。
 あとタイトル紛らわしいよね。うん。

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

tag : 映画 モンスター

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