夏の怪物映画二本立て+α

 久しぶりの更新になります。
 ここ一ヶ月はずっと執筆でした。なので今週末は、夏休みのつもりで満喫する予定。

 さて、そんな過酷だった戦いの中、気になる映画だけは、合間を縫ってしっかり見てきました。
 ゾンビ映画のメジャー新作・『ワールド・ウォーZ』と、ロボットVS怪獣が熱い『パシフィック・リム』です。あと毎年恒例のポケモン。例によって梯子です。
 ちなみに本命は怪獣とポケモンで、ゾンビはついででした。っていうか、ゾンビだと知らずに見たらゾンビでした。わぉ。


◆『ワールド・ウォーZ』
 実は私、ゾンビ映画はそれほど見ていません。もともとどぎついスプラッター描写が好きではなく、「ゾンビと言えばグロ」みたいなイメージが強かったので、割と敬遠気味だったんですね。
 今まできちんと見たのは、『ドーン・オブ・ザ・デッド』と、『バイオハザード』シリーズぐらいでしょうか。ああ、あとB級映画でゾンビ要素があるのは何本か見たかも。
 ドーンは面白かったです。自分好みでした。一方でバイオは、見ている間は派手で楽しめたけど、すぐ記憶から消えた感じです。

 ……で、そんな中での『ワールド・ウォーZ』です。
 実は映画館に行く前日まで、チェックすらしておりませんでした。たまたまネットで予告編を見て、壁に群がる大群衆のシーンに興味を持ち、「まあせっかくだからついでに見ておこうかしら」とチケット購入。ええ、この時点では、ただのパニック物だと思ってました。
 そしたら、なんか人が噛まれて凶暴化してるし。集団で追いかけてくるし。「あ、これもしかしてゾンビがモチーフなの?」と思ったら、普通にゾンビだったし。
 でまあ、率直に言うと、結構楽しめてしまいました。
 もう何て言いますかね。人の形をしたものがゴミクズみたいにポンポンばら撒かれるシーンがいっぱいあって、すごく爽快ですね。そこが一番の楽しみどころです。あと、エルサレムの壁突破シーンは圧巻の一言。
 ストーリー自体は、まあ、可もなく不可もなくでした。逆に言えば、今時視覚効果だけで楽しめてしまった稀有な映画。ちなみにグロ描写はかなり抑えられていて、私にも見やすかったです。
 うん、見てよかった。


◆ポケモン
 ぶっちゃけ、ゲノセクトを貰うためだけに行きました。
 うーん、去年のケルディオもそうでしたけど、ポケモン映画って、今までこんな小ぢんまりしてましたっけ。ポケモンを取り巻く人間の描写がほとんどなくなって、全体的に薄味になっている気が……。
 いや、オーダイルさんはかっこよかったですけど。


◆『パシフィック・リム』
 ニッポンのオタク達(ただし一定世代以上に限る)に向けて作られた、巨大ロボVS大怪獣のガチンコ・バトル・ムービー。
 いや、カッコ書きをわざわざ入れなきゃならないのが、悲しいところですが。今時巨大ロボも大怪獣も、「中高生には受けません」で企画書一蹴される時代ですよ。←愚痴
 まあ、好きな子だってちゃんといるんだろうけど、売り上げに繋がるほど絶対数が多くない。←愚痴

 ……そんな愚痴はどうでもいいですね。感想です。
 ええと、あらかじめ言っておくと、私は人型ロボットにほぼ興味がありません。なので怪獣目当てで見ました。
 まずロボットについては、かっこいいなーと思いました。でも、主役機以外の出番が少ないなーとも思いました。特に中国製のカンフーロボなんかは、すごい美味しい戦い方ができるのに、もったいないなーと。
 この辺は、ロボットに思い入れのあるかたの方が、いろいろ語れるかと思います。

 で、肝心の怪獣です。
 よく特撮ファンの中には、「海外の人は怪獣とクリーチャーの違いを理解していない」と言うかたがいらっしゃいます。これについては、あくまで私見ですが(と言いつつ確信ですが)、「もともと両者に境界なんてなかったはずなのに、日本の怪獣が非リアル系デザインを追求し続けた結果、邦画怪獣と洋物クリーチャーの間に線引きをしてしまう特撮ファンばかりになってしまった」というのが正解だと思ってます。
 ちなみに『空の大怪獣ラドン』を分析して、そう思うようになりました。「怪獣には神秘性が必要」とか、「怪獣はただの動物じゃない」とか、そういう人は多いのですが、じゃあ『ラドン』はどうなのよと。これ怪獣映画じゃなかったら何なの、と問い詰めたいわけです。
 で、『ラドン』っていうのは、それこそ怪獣邦画史の中でも、かなり初期に作られたものです。つまりこの頃はまだ、今ほど「怪獣とクリーチャーは違う」なんて固定観念は強くなかったんじゃないか、と思うのです。
 じゃあ、何が線引きの理由になったのか。……やはり、外見的なデザインが大きかったのではないでしょうか。
 着ぐるみにこだわり続けたがゆえの、動物的姿勢の再現難。同様に、技術面の問題で生物的質感の再現に限界のあった時代こそが、怪獣映画の黄金期だったという実情。キャラクター性を意識して進んでいったデフォルメ化。また、それこそ「怪獣は動物ではない」をモットーに量産され続け、基盤化したウルトラ怪獣……。等々。
 これらの要因から、いつしか怪獣には「リアルさの欠けた外見」が求められるようになっていったと思うのです。あくまで見た目はかっこよさを重視し、リアリティは設定やストーリーで補う。それこそが良質な怪獣なのだ、と――。
 良くも悪くもそんな風潮が、特撮界にはあります。本当に「良くも悪くも」です。
 だから、「日本人と外国人の怪獣観の違い云々」ってのは、結局は外見的デザインにしか帰結しないのではないか……と思っています。
 マグロ食って怒られたアレは、ぶっちゃけあちらの国でも異端児扱いですからね。日本の特撮ファンは、あの時の「裏切られた感」を、今でも無駄に引きずりすぎているきらいがあります。

 ……何の話でしたっけ。『パシフィック・リム』の怪獣についてですよね。
 うん、もっと外見を頑張ってほしかったです。デフォルメ感の欠如と、各怪獣の外見的個性の差が薄いのが気になりました(いや、いくらクローンだからって言っても、もっと頑張ってほしい)。
 「人が入ってるっぽさを再現した」とか、そういうこだわりもあったようですが……。躁演でもマペットでもCGでも、敢えて「怪獣っぽくなる条件」を設けるなら、まずデザインだろうと思いますので。
 巨大モンスターによる派手な都市破壊とかは、ぶっちゃけ洋画でも探せば普通にありますからね。わざわざ「カイジュー」を強調した『パシフィック・リム』だからこそ、それならではのものを見せてほしかったです。

 あと、ストーリーはもっと練れたと思うんです。
 主人公機以外の早期退場とか、主人公機復活のカタルシスを最終戦まで溜めなかったこととか、その辺がもったいなかったなーと。
 周りがかなり絶賛していたこともあって、期待値が上がりすぎていたのは否めません。
 もっとイロモノ感覚で期待せず見にいくべきだったのかも。もう一方のゾンビ映画みたいに。うーん、消化不良。

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

tag : 映画 モンスター ポケットモンスター アニメ

お知らせ
最新記事
カテゴリ
ユーザータグ

モンスター 映画 告知 妖怪 妄想少女 モンスターハンター リバース;エンド 異世界妖怪サモナー アニメ 多元宇宙 ポケットモンスター 二次元名鑑 闇堕ち騎士がダンジョン始めました!! 小説雑感 PSP マキゾエホリック ウルトラマン ボードゲーム 世紀末オカルト学院 DS 3DS 相棒 カクヨム 小説 

検索フォーム
リンク
月別アーカイブ