怪物映画レビュー 『新トレマーズ モンゴリアン・デス・ワームの巣窟』

原題:MONGOLIAN DEATH WORM
2010年・アメリカ

 モンゴルの石油掘削工場で頻発する機械停止騒動。時を同じくして、近隣の村が謎の疫病に見舞われる。現地の人々は伝説の怪物「モンゴリアン・デス・ワーム」の仕業だと怯え、やがてその言葉どおり、地中から現れた巨大イモムシの群れが人間を襲い始めた。
 村へ向かう女医と知り合ったトレジャーハンターの主人公は、村に救援を呼ぶため、電話を借りに工場へ向かう。だがその頃工場では、密売に手を染めていた工場長が、荷物を運び出そうとしている真っ只中。さらにそこへ、デスワームのボスである巨大なクイーンまで現れる。
 果たして伝説の怪物はなぜ蘇ったのか。そして、主人公が探し求める「チンギスハンの墓」の在処とは……?


 オルゴイコルコイ、またの名をモンゴリアン・デス・ワーム。実際に何年か前から知られるようになったUMA(未確認神秘動物)です。要はネッシーとか雪男みたいなものですね。さっそく映画になりました(笑)。
 で、地中からワーム系モンスターが出てくる映画は、とりあえず邦題に「トレマーズ」と入れとけばいいわけです。まあ、ビジュアルもちょっと似てるしね。
 今回出てくるオルゴイコルコイは、ずんぐりした形の、まさにイモムシ。しかもでかいくせに、ライフル一発で沈むという耐久力のなさ。ちょっと萌え。でもってこれがグラボイズ同様、口から変な触手を伸ばして人間を捕まえ、一気に丸呑みにします。
 またオルゴイコルコイといえば、毒噴射と電気攻撃を繰り出してくることでも知られてますが、そちらもきっちり再現。ただし直接攻撃の手段ではなく、毒は疫病、電機は通信手段の破壊という、間接的な技に留まっていました。その辺は持ち味が薄れてしまってやや残念ではあるのですが、動きや外皮の質感なんかは安いCGでも結構頑張っていて、虫映画好きとしては好印象でした。
 そして人間側のキャラもなかなか魅力的。主人公はかっこいいし、草原をパトロールしてるおまわりさんもいい味出してます。いい味出しすぎてて、虫に食われた時はちょっとショックでした。南無。
 また「工場長が運び出そうとしていた荷物こそ、実はチンギスハンの財宝だった」という展開もマル。その財宝の結末も軽く工夫してあって、爆発オチから繋がるカタルシスとして、きれいにまとまっていました。ささやかでもこういうどんでん返しがある作品は、見てて楽しいですね。

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

tag : 映画 モンスター

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