RPGとしての『闇ダン』

 『闇堕ち騎士がダンジョン始めました!!』は、RPGを題材にしたお話です。
 冒険者はレアなお宝を求めて、世界各地のダンジョンに日夜潜り続けています。魔王を倒すなどといった明確な目標は、特にありません。これをRPGに喩えるなら、追うべきストーリーが存在しない(あるいは追う必要がない)、ハクスラに特化したシステム重視ゲームであると言えるでしょう。
 実際『闇ダン』を書く上で、「ダンジョンを舞台にする」という基礎部分から私が思い描いたのは、Wizのようなハクスラゲーでした。したがって『闇ダン』では、ハクスラであることを踏まえたゲームルールを導入しています。

・冒険者には共通した「最終目的」が存在しない。
・冒険者の間には、「世界を救う英雄」のような唯一主人公的人物は存在しない。
・冒険者は自由にダンジョンを選んで攻略に励むことができる。
・攻略は何度でも繰り返せるし、敗北しても何度でもやり直せる。
・レアなお宝がダンジョンの価値を左右する。

 だいたいこんな具合です。
 言ってしまえば、「すでに魔王が倒された後=ゲーム本編をクリアした後、やり込み要素だけが残った」という、ゲームでよくあるアレを意識しています。

 ちなみに「負けてもペナルティなし」の部分は、Wizにしてはぬるいわけですが……。
 これについては、「コツコツ育てたキャラが消失する」という身も蓋もないほどの巨大なリスクが、さすがに前時代的すぎる――と私が考えていることに由来します。あとはレベルリセットとかもきつい。ああ、ゆとりですが何か?
 同じ力尽きるにしても、モンハンぐらいの緩いペナルティでいいと思うわけですよ。だから気軽に何度でも遊べる。それがゆとりゲーのよさだと思っています。
 なので『闇ダン』も、完全にノーペナルティに……というわけでもないのですが、実は。

 作中で明言こそされていませんが(というかページが増えすぎたので説明を削ったわけですが)、『闇ダン』の中でも、「ダンジョンで力尽きると、ダンジョン内で得た経験値がチャラになる」というペナルティシステムが、しっかり存在しています。
 『闇ダン』では、冒険者はダンジョン内で直接レベルアップすることができません。戦闘やスキルの使用によって得られた経験値は、攻略を終えてギルドに戻った後、一括して精算されます。ここで冒険者は、ようやくレベルアップができるのです。
 しかしダンジョン内で力尽きてしまうと、その経験値がチャラになります。この「力尽きる」は、パーティー単位ではなく個人単位での話です。例えばレンジャーのライラは、味方が一人でも力尽きてしまうと、残ったメンバーを脱出スキルで町まで送り届け、このペナルティを回避しています(これも一度書いたけど削ったシーン)。
 ナオハルが、同期のリオーネにレベル差をつけられてしまったのも、このペナルティシステムが原因です。

 他にも『闇ダン』には、ゲームとしてのルールがいくつか設定されています。
 また機会があれば、ここで解説などしてみたいと思います。

テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

tag : 闇堕ち騎士がダンジョン始めました!!

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