怪物映画レビュー 『ダイナソー in L.A.』

原題:AGE OF DINOSAURS
2013年・アメリカ

 わずかなDNAから生物の肉体を完全に蘇らせる超技術を有する大企業、ジェネティ・シャープ社。その会長が新たに起こしたプロジェクトとは、太古の恐竜を完全復活させ音波でコントロールするという、画期的なものだった。
 だがその発表当日、コントロールシステムのエラーによって恐竜達が脱走。会場内を占拠し、果ては街に出て暴れ始めた。
 巨大なケラトサウルスや小型のカルノタウルス、空を飛ぶプテラノドン。さらにはシステムの修復に失敗したせいで、新たにティラノやらトリケラやらスピノやらまで脱走しまくり。街は大パニックに陥ってしまう。
 そんな中、消防隊員の主人公は、離れ離れになった一人娘を助けるため奔走するのだった。


 父と娘が離れ離れになる→娘に恐竜が迫る→間一髪で父が駆けつける→父と娘が離れ離れに(略)

 何このループ。
 いや、本気でこれ4セットぐらいやってなかったですか? ていうか、他に大して要素なかったですよね、これ。

 一番酷かったのは、終盤のビル脱出シーン。父親は恐竜の足止めをしつつ、娘を単身屋上へ向かわせる。同時に屋上に、会長の乗るヘリが都合よく通りかかった。ヘリは娘の姿を見つけて降りてくるが、娘は会長に向かって言う。
「パパがまだ中で恐竜と戦ってるの! 一緒に来て!」
 で、この「来て」と言われた会長さんが、足の悪い大概なおじいちゃん。何もしなくても戦力外と分かるレベルなのに、会長も騒動の責任を感じてか、ホイホイと娘に付いていってしまう。
 で、階段をひたすら降りたところで、パパとあっさり再会。この時点で会長は体力が尽きて屋上には戻れず。
会長「私を置いて君達は逃げろ」
 その言葉どおり置いていかれて、恐竜に食われる会長。何ですか、この茶番は。

 最終的には、ロスの街に溢れた恐竜軍団を相手に、米軍がミサイルで大暴れ。その巻き添えでビルが次々と爆破される中、パパはプテラノドンにさらわれた娘を救出しただけで大満足。そのまま夕日を見つめながら、無理やりハッピーエンドで幕を閉じたのでした。
 事件は何も解決してないけどな!

 ド派手な恐竜パニックムービーというよりは、小ぢんまりした親子愛をダラダラ見せられただけの一本。
 強いて評価すべき点を挙げるとすれば、今時バサバサ羽ばたくプテラノドンは貴重かもしれません。それだけ。

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

tag : モンスター 映画

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