怪物映画レビュー 『バグズ・パニック!』

原題:KILLER BEES
2008年・ドイツ

 とあるリゾートアイランドに帰郷した主人公の女性。だが直後、虫に刺された父親が倒れ、意識不明の重体に陥ってしまう。医者はアナフラキシーショックと断定するが、医学の心得がある主人公には、父を蝕んでいる症状の正体が、ハチの猛毒そのものとしか思えなかった。
 もし毒にやられているのであれば、父を助けるためには血清が必要である。主人公はハチの情報を求めて、さっそく地元の昆虫研究所を訪れるが、所長いわく「ここにはハチの専門家はいない」とのこと。仕方なく、せめてアマチュアでもいいから詳しい人間を……と探したところ、ちょうど主人公の前にちょこちょこ姿を見せていたタクシー運転手の男が、まさにその人であった。彼は研究所の元職員だったのだ。
 ハチのサンプルと種の特定を求めて島中を走り回る二人は、やがて恐るべき真相を知る。問題のハチは、ニューギニアに住む猛毒の種で、何者かの手によってこの島に持ち込まれ、遺伝子操作を受けて大繁殖していたのだ。
 時を同じくして、沿岸沿いを中心に、動物や人間が次々と変死を遂げていく。そしてついには、観光客で賑わうビーチをハチの大群が襲撃。事態を重く見た保安官は、市長と協力して、事件の頻発区域に強力な農薬を散布することを決意した。
 もし農薬が撒かれてしまえば、無関係な生物までもが死に絶え、島の生態系は失われてしまう。しかしハチのみを駆除するためには、大群の中から、ただ一匹の女王を見つけ出さなければならない。刻一刻と迫るタイムリミットの中、果たして主人公達は、女王を見つけだすことができるのか。そして、ハチをばら撒いた犯人の正体とは?


 まあ、正体もへったくれもないぐらい分かりやすいのですが。だいたいパッケージで、「科学者によって」って思いっきりネタバレしてるし。どうでもいいですね。
 内容はオーソドックスな昆虫パニック。もっとも、巨大化したり寄生したり体に噛みついたりといったサービスシーンはなく、普通に刺してくるのみです。この辺りは多少物足りなさも覚えますが、冒頭から「海に黒い塊が浮いていると思ったら、赤いボートに地肌が見えなくなるほどビッシリ群がってた!」なんてステキ演出もあり。また、「便器と便座の間に一匹いて、そうとは知らずに座ったら……」なんてシーンも、見ててわくわくハラハラできるナイスシチュエーション。そういう意味では、意外と頑張っています。
 一方人間ドラマの方は、主人公と運転手のラブコメ+家族の絆を中心に展開。犯人の狂気がいまいち突き抜け切れてないなど、あくの強さは感じられませんが、無難ながらもきれいにまとまっており、安心して見られる作品になっていました。
 そうですね。ハチ映画入門編ってことで、どうでしょう。

テーマ : B級映画
ジャンル : 映画

tag : 映画 モンスター

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