怪物映画レビュー 『メガ・パイソン』

原題:SAND SERPENTS
2009年・アメリカ

 舞台はアフガニスタンの荒野。偵察の任を帯びて鉱脈付近を訪れた米軍の小隊は、タリバン兵の襲撃を受け、捕虜にされてしまう。だがその時、タリバン基地に何者かが襲来。応戦に向かった敵は全滅し、辛くも全滅を免れた米軍兵だったが、彼らの前に現れたのは、タリバン兵を上回る最悪の代物――地雷の振動で太古の眠りから目覚めた、巨大なミミズの怪物だった。
 やつらは周囲の振動を鋭敏に感じ取り、地中から出現。獲物に一気に食らいつく。さらにその巨体は、空を飛ぶヘリにさえ届くほど。この恐るべき怪物に加え、タリバン兵の脅威も去ったわけではない。果たして小隊は、この絶対的ピンチの中から、無事脱出することができるのか。


 いやぁ、パッケージの段階でモロバレでしたが、どう見てもヘビじゃねぇ。
 まあ、いいです。すでに大蛇映画が飽和状態の中で、新たにヘビを出すよりは、サンドワームの方がまだ目新しさがありますから(本当か?)。
 しかし問題は、その登場シーンの物足りなさ。まず単純に出番が少ない。シナリオの大半が、ミミズそっちのけでアフガンの脅威を延々と説き、米軍兵達の本筋に影響ないやり取りをダラダラと描いている辺り、ぶっちゃけ飽きます。
 そしてようやくミミズ登場かと思えば、大地を割って頭をもたげるという、確実に燃えポイントとして印象に残すべき出現シーンはすっ飛ばし、人間達のカットから切り替わった瞬間、いきなり目の前でうねっている始末。で、口を地面に叩き付けて捕食。このパターン、最終決戦に入るまで変化なし。
 モンスターのCG自体は、決して悪い出来ではないのです。むしろ低予算映画の中では頑張っている部類で、だからこそ、演出の中途半端さが気になってしまいました。
 ……いや、逆に予算があれば、もっとVFXシーンを惜しみなく増やせたのかも。だとしたら気の毒なのか。

 酷評するだけでも何なので、笑えたシーンを一つ。
 終盤、救助ヘリのもとへ向かう一行。ミミズの襲撃を逃れるため、小さな建物を指し、「あそこの屋上に上れば、やつらの頭も届かない!」的な妙案を口にしますが。
 さっき思いっきり飛んでるヘリに食いつかれてたじゃないか。

 さて、『トレマーズ』でも見るか……。

テーマ : B級映画
ジャンル : 映画

tag : 映画 モンスター

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